医者 診察1

精神疾患とされているギャンブル依存症の診断には、主に3つの診断テストが使われます。

1つ目は9つの項目で構成された「DSM-5」と呼ばれる診断テストで、こちらは回答に基いて診断基準が3段階に分かれます。

2つ目は「SOGS」と呼ばれる12問の問いで構成された診断テストで、こちらは診断基準は2段階。

そして、3つ目は「GAによる20の質問」と呼ばれる診断テストで、こちらに関しては症状の重さ(進行具合)は診断されず、過去の行動も踏まえてギャンブル依存症かそうでないかを診断するためのテストです。

ギャンブル依存症の診断テスト

医者 診察3

今回は、「SOGS」を使ってギャンブル依存症の診断をしてみましょう。

先述の通り、SOGSは12問の質問で構成されています。

質問それぞれに2つ以上の選択肢があるので、あまり深く考えずに直感的に答えていってください。

SOGS

問1.ギャンブルで負けた時、負けた分を取り返そうとして別の日にまたギャンブルをしたことがある。
(回答:a.しない b.2回に1回はする c.たいていそうする d.いつもそうする)

問2.ギャンブルで負けた時も、勝っていると嘘をついたことがある。
(回答:a.ない b.半分はそうする c.たいていそうする)

問3.ギャンブルのために何か問題が生じたことがある。
(回答:a.ない b.以前はあったが今はない c.ある)

問4.自分がしようと思った以上にギャンブルにはまったことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問5.ギャンブルのために人から非難を受けたことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問6.自分のギャンブル癖やその結果生じた事柄に対して、悪いなと感じたことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問7.ギャンブルをやめようと思っても、不可能だと感じたことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問8.ギャンブルの証拠となる券などを、家族の目に触れぬように隠したことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問9.ギャンブルに使う金に関して、家族と口論になったことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問10.借りた金をギャンブルに使ってしまい、返せなくなったことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問11.ギャンブルのために、仕事や学業をさぼったことがある。
(回答:a.ある b.ない)

問12.ギャンブルに使う金はどのようにして作ったか。また、どのようにして借金をしたか。当てはまるもの全てにチェック。
(回答:a.生活費を削って b.配偶者から c.親類、知人から d.銀行から e.定期預金の解約 f.保険の解約 g.家財を打ったり質に入れて h.消費者金融から i.ヤミ金融から)

★「DSM-5」と「GAによる20の質問」をまとめた記事はこちら⇒ギャンブル依存症チェック!大丈夫と思っている人ほど危険かも?!

集計方法について

全ての質問への回答が終わったら、回答に基いて点数を付けていきましょう。

問1でcかdを選択した場合は1点、問2と問3でbかcを選択した場合は1点、問4~11ではaを選択した場合1点を加算していき、問12ではチェック1個につき1点を加算してください。

総合点数が3点を超えている場合は問題賭博者と診断され、5点を超えてしまった場合はギャンブル依存症と診断されます。

なお、問題賭博者というのは、ギャンブル依存症とまでは言えないにせよ、症状が悪化してギャンブル依存症になりかねない予備軍のことです。

診断基準は一つの目安にすぎない

ピースをして喜ぶ男性1

「自分は3点未満だったから大丈夫大丈夫」

 

・・・もしあなたがそう思っているなら要注意!

というのも、ギャンブルにせよ何にせよ『依存』というのは簡単に解決できるものではなく、自分はまだ大丈夫だという油断が原因で症状が進行してしまい、気がついた時には重度のギャンブル依存症になってしまっている・・・という可能性も十分に考えられます。

 

また、依存症は『否認の病』と言われており、

 

「自分がギャンブル依存症だなんてありえない」

 

と、周りの意見やテストの診断結果を認めないからこそ、症状がどんどん進行していくんです。

ギャンブルは絶対にするなとは言いませんが、趣味やストレス発散の範疇でギャンブルをするにせよ、自分はギャンブル依存症かもしれないと常に疑いを持っておけば、借金をしてまでギャンブルにのめり込んでしまうようなことはないと思います。

診断書について

医者 診察2

自分がギャンブル依存症と自覚しており、なおかつ本当にギャンブル依存症の場合は、精神病院など依存症の治療を行っている病院に行けば診断書を書いてもらえます。

ただ、実際にはギャンブル依存症の当人は自覚していないことがほとんど。

ギャンブル依存症の治療は、本人が自分は依存症だと認めるところからスタートするので、もし身内にギャンブル依存症の疑いがあるのであれば、一緒に医者の診断を受けて診断書を書いてもらうことが重要です。

実際にギャンブル依存症という診断を医者からされれば本人も認めざるを得ませんし、ギャンブル依存症にかかっているという確信が持てた家族も、本人と一緒にギャンブル依存症と戦っていこうという覚悟を持てます。

 

ギャンブル依存症は再発率が非常に高く、完治することのない病気と言われています。

いきなり症状が回復することもないので、ハッキリとした診断が出た後は医者の指導を受けながら、じっくりとギャンブル依存症という心の病と向き合っていきましょう。