寂しそうな男性1

ギャンブル依存症と密接な関係にあるうつ病

ギャンブル依存症が原因で併発するうつ病は、一般的なうつ病の治療では効果がなく、うつ病を発症していること自体が気づかれにくいといった特徴があります。

また、ギャンブル依存症患者の2割近くは、うつ病が原因でギャンブル依存症を併発しているんです!

うつ病を併発させる要因

悩む男性1

ギャンブル依存症がうつ病を併発させる大きな要因としては、負けが増えれば増えるほどストレスが蓄積されていくこと。

負け額が多くなると経済的な不安が大きくなり、負け額を思い出す度に激しい自己嫌悪に陥ります。

そして、負け額を取り返そうとギャンブルを繰り返し、負け額を増やして精神的に追い詰められていくうちに自律神経が耐え切れなくなり、最終的にはうつ病を発症してしまうというワケですね。

さらに、ギャンブル依存者は『ノルアドレナリン』という伝達物質の値がギャンブルをしない人に比べて高く、それがうつ病を発症しやすい理由になっていると考えられています。

ギャンブル依存症が原因のうつ病の特徴

ギャンブル依存症1

一般的なうつ病であれば、自分の好きなことも含めて何もする気が起きなくなります。

しかし、ギャンブル依存症が原因となって発症したうつ病の場合、ギャンブルに対してだけは気持ちが冷めず、ひたすらギャンブルだけに打ち込むことができるんです!

これはギャンブルが好きだからというワケではなく、今までの負け額をギャンブルで取り戻さなければならないという強迫観念が起因しています。

 

こういった行動を周りの人間が見てもうつ病と思いにくいので、うつ病を発症してからの治療が遅れてしまい、最悪の場合は命に関わる問題にまで発展してしまうことに・・・

今までギャンブルで失ったお金を取り戻そうとして、自分が投資できるだけのお金の全てをギャンブルに注ぎ込み、何もかもを失って自ら命を断つことを決意してしまう。

・・・こういった状況は、絶対に避けなければなりません。

うつ病が原因でギャンブル依存症になるケース

悩む男性2

ギャンブル依存症患者の8割は普通に生活している人と言われていますが、2割はうつ病が原因でギャンブル依存症を発症していると言われています。

うつ病というのは、コンプレックスや不安感からくるストレスが原因で発症するもの。

例えば、もともと仕事や人間関係がストレスになってうつ病を発症している人が、ストレス発散と思ってギャンブルを始め、そのまま依存症になってしまうといったケースですね。

この場合、ストレス発散で始めたギャンブルでさらにストレスを溜め込みうつ病が悪化・・・といった負の連鎖から抜け出せなくなり、やはりギャンブル以外のことに対して興味が持てず、治療が遅れると日常生活に支障をきたしてしまいます。

他の病気を併発することも

酒にのまれた男1

ギャンブル依存症はうつ病だけでなく、アルコール依存症や薬物依存、パニック障害を併発することもあり。

ギャンブルでの負けが増えて借金が膨らんでいく不安感、そんな自分に対する自己嫌悪から精神的な逃げ場を求めてアルコールや薬物に依存していき、最終的には家族も巻き込むトラブルに発展します。

ちなみに、生活費を切り詰めてギャンブルをしているものの、知人からお金を借りたり、借金をしてまでギャンブルをしていない場合はギャンブル依存症予備軍。

・・・ですが、何がキッカケでギャンブル依存症が進行するか分からないので、早い段階でギャンブルと距離を置いた方がいいでしょう。

周りの人間もうつ病を発症する

悲しむ彼女を見る彼氏1

ギャンブル依存症を進行させる要因としては、周りの人間が借金を肩代わりするといった事が挙げられます。

こういった周りの人間を共依存者と言いますが、本人のためによかれと思ってしていることが、ギャンブル依存症患者にとっては逆効果!!

何だかんだで助けてくれる人間がいると安心し、さらに借金を繰り返して周りの人間の日常生活にも支障をきたします。

そして、どれだけ言い聞かしても借金癖が治らないギャンブル依存者、そして借金を返済してもキリがない生活に対しての精神的疲弊からうつ病が発症し、周りの人間が自殺寸前まで追い詰められてしまうという悲惨な状況にもなりかねません。

並行して治療するのが重要

患者を励ます医者1

ギャンブル依存症とうつ病を治療する場合は、どちらか片側だけを優先して治療するのではなく、両方を並行して治療していくのがベストです。

なぜなら、ギャンブル依存症を優先して治療した場合は禁断症状からうつが悪化し、自殺願望が芽生えたりなどその後の人生に関わる大惨事になりかねないから。

また、うつ病を優先して治療した場合、結局ギャンブルから抜け出せない状況が続くことでうつ病が再発し、負の連鎖から抜け出せないことがほとんどです。

治療を受ける場合は周りの人間の協力が不可欠で、ギャンブル依存症は時間を掛けてゆっくりと症状が回復していくと思って、長期間戦っていく覚悟を決めましょう。