レトロなパチンコ台1

2009年の厚生労働省の調査時点で、日本人の約560万人がギャンブル依存症ということが判明しましたが、ギャンブル依存症の約9割パチンコ依存症と言われています。

パチンコ依存症になりやすい原因としては、何処に行ってもパチンコホールが点在していることや、心理戦や予想をしなくてもいい誰でもできるゲーム性ということが挙げられます。

そして、パチンコ依存者は非依存者からすれば考えられないような行動をしますが、その時の心理状態はどうなっているのでしょうか?

また、パチンコには依存症を促進させる仕掛けが組み込まれているんです!

パチンコホールに通い続ける心理状態

パチンコ依存者には、パチンコで勝った時の快感が脳内に強く刻み込まれており、パチンコで勝った体験が忘れられず繰り返しパチンコに通い、負けた場合は勝った時の快感を味わえないため、再び快感を求めてパチンコホールに出向きます。

そして、勝ったとしても過去の勝ち額よりも少ない場合は刺激が足らず、結局それ以上の快感を得るためにパチンコホールに通い続けることに・・・

また、過去の勝ち額を超える大勝ちをした場合は快感の基準がそこに書き換えられるので、それ以上の快感を得られないと満足できなくなってしまいます。

勝っても負けてもパチンコに通い続けるのは、こういった心理状態からきているんですね。

依存症を促進させる演出とゲーム性

悩む男性1

最近のパチンコには、依存症を促進させるような演出が詰め込まれています。

最近のパチンコ台の演出

昔のパチンコ台には液晶が無く、玉を弾いて大当たりを狙うといったシンプルなものでしたが、最近のパチンコは液晶演出やスピーカーからの音を駆使して、打ち手の心理に影響を与えるんです。

昔のパチンコ台に比べてリーチ演出が非常に多彩になりましたし、液晶演出をさらに盛り上げるための役モノも派手になりましたよね。

また、パチンコを打ち込んでいくことで、この演出が出ればほぼ確実に当たる、この演出はまず当たらないといったことが刷り込まれていきます。

 

重度のパチンコ依存症になると、アツい演出を見るだけでドーパミンが大量に分泌され、演出がハズれた場合にはより強い刺激(大当たり)を求めてパチンコを打ち続けんです。

そして、まず大当たりしないような演出で当たった場合は新たな記憶として脳内に刻み込まれ、それ以降は当たらないと分かっていても期待してしまうようになります。

ゲーム性について

パチンコの醍醐味と言えば、連チャンして出玉がどんどん増えていくゲーム性。

最近は継続率や大当たり出玉が規制されましたが、それでもパチンコ依存者は連チャンの快感を忘れられずにホールに通い続けます。

パチンコは数あるギャンブルの中でも、競馬のように予想をしなくてもいいですし、ポーカーのように心理戦に持ち込む必要がないので、未経験からでも手軽に始められるゲーム性というのも、ギャンブル依存症の中でパチンコ依存者の割合が多い理由ですね。

ちなみに、目押しが必要になるパチスロは、パチンコよりも依存しにくい傾向にあるようで、パチンコ依存症という言葉はよく聞きますが、パチスロ依存症という言葉はあまり聞きません。
(※パチンコ、パチスロを一括りにして正確な調査をしていないだけかもしれませんが・・・)

他の物事に興味が湧かない

男性2人と女性1人の集まり

あなたの周りにパチンコ依存者がいる場合、その人はパチンコの話ばかりをするのではないでしょうか?

先ほど、パチンコで勝った時の快感が脳内に強く刻まれると書きましたが、パチンコ依存症になると他に何をやっても快感を得られなくなってしまいます。

これといった趣味が無かった人間が、友達や同僚に連れられてパチンコに行ったらやめられなくなってしまった・・・というケースが多いのはこのためです。

 

パチンコを打ち込むことで、パチンコでしか快感が得られない脳に作り変えられてしまっているため、ゲームをしたりどこかへ出かけても刺激を感じられず、パチンコ以外の楽しみが無くなります。

この症状が進行していくことで、仕事に行くのも嫌になってしまったり、借金をしてまでパチンコをすることになり、人間関係や生活に多大な影響を及ぼすことになってしまうワケですね。

パチンコの借金はパチンコで取り返す

パチンコ依存症の人は、パチンコのために平気で借金をするのに数百円をケチります。

理由としては、【食】や【物】にお金を使えば100%そのお金は無くなるけど、パチンコに使えばさらに大きなお金に変わる可能性がある・・・という心理が働いているから。

また、過去に大負けしている状況から大勝ちまで持っていったという経験もしているため、それ以上の刺激(スリル)を脳が求めているというのも理由の一つです。

 

さらに厄介なことに、人間は「得た何かを失わないこと」を重要視するといった心理が働いています。

そのため、パチンコで負けると失ったお金が惜しくなり、失ったお金を取り戻そうとパチンコを続けて、ドンドン泥沼にハマって抜け出せなくなります。

普通に考えればパチンコで勝てないから借金を作ってしまっているのに、ギャンブル依存者は次こそは勝てると思い込み、借金をしてでも本気で負け分を取り返そうとするんです。

そして、借りたお金で大勝ちした経験を作ってしまえば、その時の快感・スリルが忘れられなくなり、パチンコに対する投資はエスカレートしていくばかりです。

いつでもパチンコやめられると思っている

悲しむ彼女を見る彼氏1

パチンコ依存者は自分がパチンコ依存症ということに気づいておらず、「自分はパチンコをやめようと思えばいつでもやめられる」と思っているので、家族が気づいた時には既に取り返しのつかない状況になっていることが多いです。

そうなる前に周りの人間ができることと言えば、本人にパチンコ依存症だということを自覚させ、パチンコ依存症の治療を受けさせること。

金銭的な補助は本人にとっては逆効果なので、どんなに頼まれても決してお金は貸さないようにしましょう。