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闇金業者が利息制限法を無視した違法な金利で営業しているのはご存知かと思いますが、金利別の計算方法「ジャンプ」という用語の意味を詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?

ここでは闇金の代表的な金利と、例を持ち出しながら金利別の計算方法を解説していきます。

どんな金利だとしても、計算式を覚えてしまえば簡単に計算することができますよ。

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闇金の金利

利息制限法では上限金利は年利20%(※)と定められており、これ以上の金利でお金を貸すことは違法とされています。

つまり、闇金業者は年利20%以上の暴利で営業しているということなのですが、トイチやトサンといった言葉は聞いたことがあっても、年利に置き換えた場合にどのくらいの金利になるのか知らない人の方が多いと思うので、順番に説明していきますね。

※上限金利の年利20%とは元金10万円未満の場合で、元金10万円以上100万円未満の上限金利は年利18%、元金100万円以上の上限金利は年利15%となっています。

トイチ

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トイチとは読んでの通り、10日間で10%(1割)の利息が発生することです。

これを年利に置き換えた場合、単利だと365%

しかし、闇金では単利計算ではなく複利計算で利息が膨れ上がっていくため、複利計算で年利に置き換えた場合は3142%にまで膨れ上がります。

 

なお、単利と複利の違いに関してですが、単利は元金に対してだけ利子がつくのに対して、複利は元金と利息の両方に利息がつくと覚えておくのがいいと思います。

トイチの時点で既に訳が分からない年利ですが、トニ以降も目を疑うような年利が続いていきます・・・

トニ

トニとは、10日間で20%(2割)の利息が発生すること。

これを年利に置き換えた場合は単利だと730%となり、複利だと77545%となります。

トサン

トサンも読んだままで、10日間で30%(3割)の利息が発生すること。

これを年利に置き換えた場合は単利だと1095%となり、複利であれば1441791%となります。

トヨン

ここまでくれば説明の必要もないと思いますが、トヨンは10日間で40%(4割)の利息が発生することです。

これを年利に置き換えた場合は単利だと1480%、複利だと21561119%です。

トゴ

トゴは10日間で50%(5割)の利息が発生すること。

これを年利に置き換えると単利だと1825%、複利の場合は267504316%です。

金利計算の仕方

札束1

先述した通り、闇金の金利は複利計算で膨れ上がっていきますが、単利の計算方法もあわせて紹介します。

単利と複利の計算例を比較してみると、複利がいかに雪だるま式に返済金額が膨れ上がっていくのかがよく分かると思います。

単利の計算例

トイチで5万円借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥5,000 ¥55,000
20日目 ¥55,000 ¥5,000 ¥60,000
30日目
(1ヶ月)
¥60,000 ¥5,000 ¥65,000
40日目 ¥65,000 ¥5,000 ¥70,000
50日目 ¥70,000 ¥5,000 ¥75,000
60日目
(2ヶ月)
¥75,000 ¥5,000 ¥80,000

※元金50,000円に対しての金利が10%=利息5,000円

トニで5万円借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥10,000 ¥60,000
20日目 ¥60,000 ¥10,000 ¥70,000
30日目
(1ヶ月)
¥70,000 ¥10,000 ¥80,000
40日目 ¥80,000 ¥10,000 ¥90,000
50日目 ¥90,000 ¥10,000 ¥100,000
60日目
(2ヶ月)
¥100,000 ¥10,000 ¥110,000

※元金50,000円に対しての金利が20%=利息10,000円

トサンで5万円借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥15,000 ¥65,000
20日目 ¥65,000 ¥15,000 ¥80,000
30日目
(1ヶ月)
¥80,000 ¥15,000 ¥95,000
40日目 ¥95,000 ¥15,000 ¥110,000
50日目 ¥110,000 ¥15,000 ¥125,000
60日目
(2ヶ月)
¥125,000 ¥15,000 ¥140,000

※元金50,000円に対しての金利が30%=利息15,000円

トヨンで5万円借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥20,000 ¥70,000
20日目 ¥70,000 ¥20,000 ¥90,000
30日目
(1ヶ月)
¥90,000 ¥20,000 ¥110,000
40日目 ¥110,000 ¥20,000 ¥130,000
50日目 ¥130,000 ¥20,000 ¥150,000
60日目
(2ヶ月)
¥150,000 ¥20,000 ¥170,000

※元金50,000円に対しての利息が40%=利息20,000円

トゴで5万円借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥25,000 ¥75,000
20日目 ¥75,000 ¥25,000 ¥100,000
30日目
(1ヶ月)
¥100,000 ¥25,000 ¥125,000
40日目 ¥125,000 ¥25,000 ¥150,000
50日目 ¥150,000 ¥25,000 ¥175,000
60日目
(2ヶ月)
¥175,000 ¥25,000 ¥200,000

※元金50,000円に対しての金利が50%=利息25,000円

単利の利息は一定

計算例を見て分かる通り、単利の場合は利息が一定になっています。

それでは、次は複利の計算例を見てみましょう。

複利の計算例

トイチで5万借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥5,000 ¥55,000
20日目 ¥55,000 ¥5,500 ¥60,500
30日目
(1ヶ月)
¥60,500 ¥6,050 ¥66,550
40日目 ¥66,550 ¥6,655 ¥73,205
50日目 ¥73,205 ¥7,321 ¥80,526
60日目
(2ヶ月)
¥80,526 ¥8,053 ¥88,578

※初回は元金50,000円に対して金利が10%
※2回目以降は元金50,000円+前回利息に対して金利が10%(利息が次回の元金に組みこまれる)

トニで5万借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥10,000 ¥60,000
20日目 ¥60,000 ¥12,000 ¥72,000
30日目
(1ヶ月)
¥72,000 ¥14,400 ¥86,400
40日目 ¥86,400 ¥17,280 ¥103,680
50日目 ¥103,680 ¥20,736 ¥124,416
60日目
(2ヶ月)
¥124,416 ¥24,883 ¥149,299

※初回は元金50,000円に対して金利が20%
※2回目以降は元金50,000円+前回利息に対して金利が20%(利息が次回の元金に組みこまれる)

トサンで5万借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥15,000 ¥65,000
20日目 ¥65,000 ¥19,500 ¥84,500
30日目
(1ヶ月)
¥84,500 ¥25,350 ¥109,850
40日目 ¥109,850 ¥32,955 ¥142,805
50日目 ¥142,805 ¥42,842 ¥185,647
60日目
(2ヶ月)
¥185,647 ¥55,694 ¥241,340

※初回は元金50,000円に対して金利が30%
※2回目以降は元金50,000円+前回利息に対して金利が30%(利息が次回の元金に組みこまれる)

トヨンで5万借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥20,000 ¥70,000
20日目 ¥70,000 ¥28,000 ¥98,000
30日目
(1ヶ月)
¥98,000 ¥39,200 ¥137,200
40日目 ¥137,200 ¥54,880 ¥192,080
50日目 ¥192,080 ¥76,832 ¥268,912
60日目
(2ヶ月)
¥268,912 ¥107,565 ¥376,477

※初回は元金50,000円に対して金利が40%
※2回目以降は元金50,000円+前回利息に対して金利が40%(利息が次回の元金に組みこまれる)

トゴで5万借りた場合
日数 元金 利息 返済金額
10日目 ¥50,000 ¥25,000 ¥75,000
20日目 ¥75,000 ¥37,500 ¥112,500
30日目
(1ヶ月)
¥112,500 ¥56,250 ¥168,750
40日目 ¥168,750 ¥84,375 ¥253,125
50日目 ¥253,125 ¥126,563 ¥379,688
60日目
(2ヶ月)
¥379,688 ¥189,844 ¥569,531

※初回は元金50,000円に対して金利が50%
※2回目以降は元金50,000円+前回利息に対して金利が50%(利息が次回の元金に組みこまれる)

雪だるま式に返済額が膨れ上がる

計算例を見て分かる通り、複利は利息がどんどん大きくなっていくため、一度返済が遅れれば途端に完済するのが難しくなります。

闇金を利用した結果、元金以上の金額を払っても借金の返済が終わらず悲惨な結末を迎えてしまうといったケースは、この複利計算が原因によるということですね。

闇金の用語「ジャンプ」とは?

考える女性1

ウシジマくんのマンガやドラマを見たことがあれば、「ジャンプ」という用語がしきりに出てきたのが印象深いと思います。

闇金のジャンプとは元金の支払いが難しい債務者に対して、とりあえず利息のみの返済でOKと提案すること。

ジャンプの場合は複利計算のように利息が膨れ上がらず、単利計算のように利息は一定です。

 

「複利計算で返済額を膨れ上がらせた方が儲けられるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、あまりに返済額が膨れ上がりすぎると借金を踏み倒して逃げられる可能性があります。

そうなると全くお金を回収することができなくなるため、返済のハードルを下げて確実に利息を回収する戦略を取るんです。

ジャンプの提案を受けて何度も債務者が利息を返済するようであれば、闇金業者にとっては長期的にお金を回収できる優良客となりますしね。

 

闇金業者は、いかにリスクなく債務者から少しでも多くお金を回収できるかを常に考えて行動しています。

仮に完済できる見込みがあったとしても、何かしらのいいがかりを付けられて完済させてもらえず、借金額が膨れ上がっていく恐れがあるので、闇金を利用するのはオススメしません。