調べ物をする男性01

日本ではまだまだ病気という認識が薄いギャンブル依存症ですが、WHO(世界保健機関)では精神疾患として認定されています。

ギャンブル依存症の治療には精神科や心療内科で行われますが、日本の医療機関は基本的に保険診療。

当然、ギャンブル依存症の治療でも社会保険や国民健康保険といった保険が適用されますよ。

保険適用時の自己負担額

保険適用時の自己負担額は年齢や収入によって変わってきますが、ここでは年齢別の一般的な自己負担額を紹介します。

年齢 自己負担額
69歳まで 3割が自己負担額
70~74歳まで 2割が自己負担額
75歳以上 1割が自己負担額

通院治療の費用

医者 診察1

保険を適用した場合、通院治療1回あたりの費用はおおよそ2,000~3,000円ほどになります。

ただし、これはあくまで医療機関で治療を受けた場合です。

カウンセリングの場合には保険が適用されないため、基本的に費用は全額自己負担になってしまう点に注意してください。

入院治療の費用

医者 診察2

ギャンブル依存症の症状が重度の場合には、入院治療することになります。

通院治療と同じように保険が適用されますが、こちらも医療機関ではなく民間の回復施設に入所するとなった場合には保険が適用されません。

また、医療機関で入院する場合にも食費や病衣、室料や診断書は医療費に含まれないため、これらの費用は自己負担ということになります。

 

例えば、1ヶ月入院した際の医療費が総額50万円だったとすると、50万円のうち3割を自己負担することになるため医療費は15万円。

そして、食費などの雑費が加わるので、少なく見積もっても18~19万円近くの入院費が発生することに。

 

いくら保険が適用されているといっても決して安くはないですし、入院中は仕事ができないとなると非常に大きな出費ですよね。

そこで活用したいのが、高額療養費制度という公的医療保険制度です。

高額療養費制度とは?

案内する美人ナース1

高額療養費制度とは、毎月の入院費が18万円を超えた場合に使うことができる制度のことです。

1度は請求額の全額を支払う必要があるのですが、高額療養費制度を使うことによって限度額を超えた金額が約3ヶ月後に払い戻されます。

この高額療養費制度も年収や年齢によって区分が変わってくるのですが、69歳以下かつ年収が370~770万円の方は下記の計算式で限度額を算出できます。

 

80,100円+(医療費-267,000円)×1%

 

例えば、これに先ほどの50万円という医療費を当てはめると・・・

 

80,100円+(500,000円-267,000円)×1%=82,430円

 

要するに、高額療養費制度を使うことで82,430円を超えた医療費が後から戻ってくることになるんです。

また、過去12ヶ月以内に3回以上上限額に達した場合、4回目からは限度額が44,400円となるため、4ヶ月以上入院した場合にはさらに自己負担額が抑えられます。

 

ただし、先ほど書いたように、高額療養費制度を使うにしても1度は請求額を全額支払う必要があります。

いくら約3ヶ月後に限度額を超えたお金が払い戻されると言っても、まとまったお金を用意するのがどうしても難しい・・・

 

安心してください。

そんな時には限度額適用認定証を提示することで、その月の支払いを限度額までにすることができるんです!

限度額適用認定証について

限度額適用認定証とは、あらかじめ交付を受けておき医療機関の窓口に提出することで、ひと月の支払額が自己負担限度額までとなる仕組みです。

入院が急な場合には手続きが遅れてしまうこともあるかと思いますが、入院後に連絡しても間に合います。

保険適用のまとめ

セミナーをする男性01

ギャンブル依存症の治療を医療機関で受ける場合には、社会保険や国民健康保険が適用されます。

また、ギャンブル依存症で入院治療することになったとしても、高額療養費制度と限度額適用認定証を活用すれば毎月の自己負担額をグッと抑えられる可能性があるんです。

それと、精神科の入院に関しても、加入している医療保険での入院給付金を申請することができます。

もし医療費の支払いで分からないことがあれば、病院にある相談室に相談してみるのもいいでしょう。