調べ物をする男性01

カジノ解禁の話が活発化するのと比例して、パチンコ依存症という言葉をよく聞くようになりました。

そもそもパチンコ依存症とは何なのか?

パチンコ好きと依存症の違いがよく分からない、という方も多いと思います。

ここでは、パチンコ依存症についての基本的な情報をまとめておきます。

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パチンコ依存症という病気はない?

実は、専門の医療機関で診察を受けても、パチンコ依存症と診断されることは(少なくとも現時点では)ありません。

というのも、パチンコ依存はギャンブル依存症(ギャンブル障害)という精神疾患にかかっている人がパチンコに依存している状態のことを指すため、あくまで正式な病名はパチンコ依存症ではなくギャンブル依存症です。

それでは、なぜパチンコ依存症という言葉が広く浸透するようになったのか・・・?

それは海外とは違い、日本ではパチンコという独自の文化が発展していったからに他なりません。

ギャンブル依存症の8割がパチンコ依存

厚生労働省が2017年9月29日に発表した調査結果では、日本国内の20~74歳の3.6%にあたる約320万人がギャンブル依存症が疑われる状態になったことがあるとのこと。

そして、最もお金を使ったのはパチンコ・パチスロが最多の2.9%となっています。

また、日本の3.6%という割合に対してオランダは1.9%、フランスは1.2%、スイスは1.1%と日本の割合の高さが目立ちますね。

パチンコ・パチスロはギャンブルではなく遊技と区別されているものの、実際にギャンブル依存症と診断された患者の8割以上がパチンコ・パチスロの依存ということが判明しており、いかに日本国内でパチンコ依存が深刻化しているかが伺えます。

 

パチンコ・パチスロ依存が突出している原因としては、パチンコホールが日本全国どこにでもあることです。

ストレス発散のための遊技としての範囲で接している分は問題ありませんが、依存症に陥ってしまうと借金や失業といった金銭的な問題や、離婚や育児放棄といった家庭問題、自殺願望が芽生えたり犯罪行為に及ぶ可能性もあり、今では深刻な社会問題として捉えられています。

好きと依存の違い

ギャンブル依存症1

パチンコ好きとパチンコ依存の違いを極めてシンプルに説明してしまえば、パチンコ好きは趣味の範囲でパチンコができる人で、パチンコ依存は使ってはいけないお金や借金をしてまでパチンコをしてしまう人。

パチンコ好きは使ってはいけないお金に手を付ける前に、「これはダメだ」とブレーキを掛けることができますが、パチンコ依存になるとダメだと考えることはできてもやめられずにお金を使ってしまいます。

これはあともう少しお金を使えば勝てるかもしれないという期待感や、パチンコで勝った体験が強烈に脳の記憶に植え付けられているのが原因です。

パチンコで勝った時の体験をもう一度味わいたいという強烈な欲求、そういった刺激を繰り返し求めるために、他の物事に対して興味や快感があまり感じられない脳に作り変えられていきます。

意志の力だけではやめられない

「パチンコをやめることができないのは、本人の意志が弱いから」

昔はこう捉えられがちな風潮もありましたが、先述したとおり、パチンコ依存になると脳が作り変えられてしまうので、自分の意志の力だけではやめることが難しくなるんです。

ギャンブル依存症になりやすい性格というものが存在するのも事実ですが、社交的で穏やかな性格だった人がパチンコにハマって依存症になってしまうというケースもあり、実際のところはパチンコをしている誰もがギャンブル依存症になりえる可能性があります。

強迫観念に縛られる依存者

パチンコ依存者の典型的な考え方は、「パチンコで負けた分はパチンコで取り返す」というもの。

これは人間が得るよりも得たものを失うことに恐怖を感じるという性質が起因しており、結果的に一発大きく当てるまではやめられないという強迫観念に縛られてパチンコをやり続けることになります。

こういった特徴もあり、ギャンブル依存症というものがまだ認知されていなかった1960年代当時は、ギャンブル依存症(ギャンブル障害)ではなく強迫性ギャンブリングという診断名でした。

アルコール依存症との類似点

乾杯01

ギャンブル依存症とアルコール依存症はよく似ていると言われています。

アルコール依存症患者が医師の指示を分かっていてもやめられないのと同じく、ギャンブル(パチンコ)依存症患者もパチンコを続けた結果、たとえ多額の借金や家庭崩壊、失業という問題に繋がってしまうと分かっていても中々やめることができません。

また、パチンコをしないとイライラしたり不安になったり、眠れなくなるといった離脱症状が出ることもあります。

そして、パチンコ依存はアルコール依存やうつ病といった精神疾患を合併する場合もあり、早期発見・早期治療が回復の鍵になってきます。

パチンコ依存度チェック

医者 診察1

パチンコをはじめとしたギャンブル依存症というのは、当事者が依存症だということを自覚していない場合がほとんどです。

発見までに時間が掛かってしまった結果、治療が遅れて回復までに時間が掛かってしまったり、治療前に深刻な問題を引き起こしてしまうケースが見受けられます。

これから紹介するのは、パチンコ依存度の傾向を診断するチェックシートです。

もし依存症の可能性が高いと診断された場合には、すぐにパチンコ(ギャンブル)依存症専門の医療機関や、ギャンブル依存症の自助グループ(GA)に参加することをオススメします。

★パチンコ依存度チェックシートはこちら
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