パチンコ依存症のセルフチェックをしてみましょう。
深刻な社会問題に発展しているギャンブル依存症ですが、実は日本のギャンブル依存症のうちの9割はパチンコ依存症と言われているんです!
その原因としては、日本全国どこに行ってもパチンコ屋が点在しており、もはや生活の一部と言っていいほど溶け込んでいることが挙げられます。
パチンコ依存症は当事者自身が自覚していないことがほとんどですが、セルフチェックでパチンコとの接し方を客観視することで、現在の状況を把握することができますよ。
パチンコ依存症チェック
問1.パチンコのことを考えて仕事、学業が手につかなくなることがある。
問2.パチンコをすることで家族を悲しませたことがある。
問3.パチンコをすることで評判が悪くなった。
問4.パチンコをしたことを後悔し、自分を責めたことがある。
問5.借金を返済するためなどのお金に困っている時に、パチンコをしてお金を稼ごうと思ったことがある。
問6.パチンコ以外のことで興奮しないし、モチベーションが上がらない。
問7.パチンコで負けた分はパチンコで取り戻そうと思って、パチンコをやったことがある。
問8.パチンコで勝っても満足できず、もっと大勝ちしたいと思う。
問9.一文無しになるまでパチンコをしたことがある。
問10.パチンコの軍資金を作るために借金をしたことがある。
問11.パチンコの軍資金を作るために家の物を売ったことがある。
問12.生活費の支払いをするために、パチンコの元手を使うのを渋ったことがある。
問13.パチンコをするために家族をないがしろにしたことがある。
問14.少しパチンコをするだけのつもりが、思いのほか長時間パチンコをしてしまうことがある。
問15.ストレス発散や現実逃避したくてパチンコをすることがある。
問16.パチンコの軍資金を作るために犯罪行為をした、あるいはしようと考えたことがある。
問17.パチンコのことを考えて眠れなくなることがある。
問18.ケンカをしたりショックを受けたり欲求不満を感じた時に、パチンコをしたいという衝動にかられたことがある。
問19.何か良いことがあった時には気分が上がって、パチンコをしたくてたまらなくなる。
問20.パチンコが原因で自殺しようと考えたことがある。
チェック方法について
このパチンコ依存症のセルフチェックは、ギャンブル依存症当事者が集まる自助グループGA(ギャンブラーズ・アノニマス)による20の質問をもとに、パチンコに焦点をあてて作成したものになります。
質問は全て「はい/いいえ」のどちらかで回答していくことになりますが、あなたはいくつ「はい」と答えましたか?
ずばり、20個のチェック項目のうち、7個以上「はい」と答えた場合はパチンコ依存症の可能性が高いです。
もし7個以上「はい」と答えたのであれば、早急にパチンコ(ギャンブル)依存症専門の医療機関や、GAのミーティングに参加することをオススメします。
※ギャンブル依存症の治療ができる病院はこちらの記事にまとめてあります。
⇒ギャンブル依存症の治療ができる病院【全国版】
チェック結果に安心しないこと
「自分がチェックしたのは6個以下だからパチンコ依存症じゃない」
そう思ったあなた、ちょっと待ってください!
たとえ今回チェックをした段階ではパチンコ依存症でなかったとしても、これから先の未来でパチンコ依存症になってしまう可能性は十分あります。
そんな時、
「自分は昔パチンコ依存症のチェックをしたけど依存症じゃなかったし」
と思ってしまえば、いつまで経ってもパチンコ依存症ということを自覚できず、パチンコ依存症の治療を遅らせることになってしまいます。
そのため、
「現時点ではパチンコ依存症の可能性は低いけど、何かがキッカケで依存症になってしまうかもしれない」
という危機感を持っておくことが重要です。
最後に
セルフチェックはどうしても主観的な考えが混じってしまうという意味でも、チェック結果はパチンコ依存症の傾向を知るための判断材料の1つと捉えておいてください。
今回のセルフチェックがパチンコ依存症という病気を知るキッカケや、パチンコ依存症に関しての知識を深めるキッカケになれば幸いです。
なお、ギャンブル依存症のチェックには、先ほど挙げた「GAによる20の質問」のほか、「DSM-5」や「SOGS」といった診断チェックも使われるため、もし今回のセルフチェック結果に納得できなければ、それらも試してみてはどうでしょうか?
★「DSM-5」と「SOGS」、「GAによる20の質問」をまとめた記事はこちら⇒ギャンブル依存症チェック!大丈夫と思っている人ほど危険かも?!