ギャンブル依存症1

今回は、ギャンブル依存症の症状を4段階に分けて解説していこうと思います。

ギャンブル依存症と一言で言っても、「あきらかに依存症だろう」と思える症状から「単なるギャンブル好きなのかな?」、といった分かりにくい症状もありますよね。

ギャンブル依存症の症状が進行すると、家庭崩壊や犯罪行為といった深刻な事態に繋がってしまうので、少しでも依存症と思われる症状が確認できた場合には要注意です!

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第1段階

当たり前のことですが、誰だってギャンブルをする前からギャンブル依存症にはなりません。

はじめてギャンブルをしたことにより、次第にギャンブル依存症の症状が悪化したり、いきなり重度の症状が表れたりとケースは様々ですが、まずは軽度の症状から解説していきますね。

軽度の症状としてまず挙げられるのは、「小遣いの範囲なら大丈夫」と思って小遣いを全額ギャンブルの資金に使い込んでしまうこと。

 

また、「友達も一緒だから大丈夫」、「やめようと思えばいつでもやめられる」といった考えも、軽度のギャンブル依存症で見られがちな症状です。

これだけ聞くと、この人は「ギャンブルが好きな人なんだな」くらいにしか思えませんが、ギャンブル依存症の症状が進行していくと、仕事中にギャンブルのことを思い出すといった症状が現れます。

第2段階

悩む男性2

仕事中にギャンブルのことを思い出すようになると、仕事やギャンブル以外のことに対しての集中力が落ちていきます。

そして、職場でのストレスやギャンブルができないことのストレスが合わさって、仕事終わりや休日にギャンブルをする回数が増えていくんです。

家族に対しての後ろめたさも感じていますが、それよりもギャンブルをしたいという気持ちが強くなり、ギャンブル依存症当事者は次にギャンブルに行く予定を考えながらワクワクしています。

 

また、ギャンブルで勝ってお金を稼ぐ方法を考えるようになり、次第にギャンブル以外のことについての興味が薄れていくことに。

それと、ギャンブルで勝つ方法を本気で考えるようになると、本当は負けたのに勝ったと嘘を付いたりすることも多くなるんです。

こうなってくると、ギャンブルをしていないとイライラして落ち着かず、家族行事にも参加せず毎日のようにギャンブルをするようになってしまいます。

第3段階

ベットするグラサン男1

さらにギャンブル依存症が進行すると、小遣いだけでは資金が足らずに生活費に手を付けるようになります。

生活費も使い果たしてしまうと、友達や家族にお金を貸してもらってギャンブルをするだけでなく、家財道具を売ってまでギャンブルの資金に充てたり、遂には消費者金融で借金をしてまでギャンブルをするように・・・

ここまで症状が進行すると、ギャンブルをするために嘘を付くのが当たり前になり、それが原因で家族とケンカしたり友達との関係が悪化します。

 

使ってはいけないお金を使ってギャンブルをするのは完全に依存症の症状なのですが、ギャンブル依存症当事者は自分が依存症だということを自覚していません。

それだけでなく、周りの人から依存症ということを指摘されたとしても、本人は依存症だということを頑なに否定することがほとんどなんです。

 

そして、ギャンブル依存症当事者は楽しいと思ってギャンブルをしているワケでなく、ギャンブルで負けたお金はギャンブルで取り返すという心理が働いています。

ギャンブルにつぎ込んだお金を取り戻すまではやめられないと思っているので、結果的にさらに借金を増やして状況をより悪化させてしまいます。

また、これくらいの症状になってくると、言葉遣いが昔に比べて荒くなったり、言葉遣いや行動が子供のようになったりする時があるんですよ。

第4段階

カードとチップ1

ギャンブルが原因で多額の借金をしていることが発覚したものの、ギャンブルをしないことを条件に家族に借金を肩代わりしてもらって一件落着。

・・・というワケにはいきません。

重度のギャンブル依存症になると、借金を肩代わりしてもらっても誰かが助けてくれるという甘えが生まれ、また借金をしてギャンブルをしてしまうケースが非常に多いんです。

ギャンブル依存症当事者はダメだと思いつつも、また家族に嘘を付いてギャンブルをするようになってしまい、家族に嘘を付いている後ろめたさから次第に家に帰りづらくなってしまいます

 

そして、夜遅くまでギャンブルをして過ごすという、借金を肩代わりした時に思い描いていたのとは全く逆の状況になり、多重債務を抱えてしまうことも珍しくありません。

また、お金を持ち出して姿を消してしまったり、家族への後ろめたさから自殺願望が芽生えてしまうといったケースもあり。

それだけでなく、職場のお金を横領したりといった犯罪に発展してしまうこともあるんです!

早期発見が鍵

ギャンブル依存症を早期発見できれば治療もスムーズに進みますし、何より深刻な状況に陥ってしまうことを未然に防げます。

しかし、当事者にギャンブル依存症の症状を確認できたからといって、無理やり専門機関の外来やカウンセリングへ連れて行こうとしたり、ギャンブルを取り上げようとするのは逆効果。

先ほど書いた通り、ギャンブル依存症当事者は依存症ということを自覚していない場合がほとんどですし、どれだけ止めてもどうにかしてギャンブルをするための方法を考えようとするんです。

 

そのため、ギャンブル依存症の問題を解決したいと思った場合は、まずは家族がギャンブル依存症の知識を身につけることが重要です。

全国の精神保健福祉士センターでは電話での相談も受け付けているため、家族にギャンブル依存症の症状を確認できた場合は相談してみるといいでしょう。

★全国の健康保健福祉センター一覧はこちらの記事に記載しています
ギャンブル依存症のカウンセリングを受ける前に知っておきたいこと

 

また、全国各地にはギャンブル依存症当事者の家族が集まるギャマノンという自助グループも存在します。

ギャマノンが定期的に行っているミーティングでは、ギャンブル依存症問題で悩む自分以外の家族の話が聞けたり、当事者への対応の仕方を聞いたりすることができるので、最寄りの会場のミーティングに参加してみるのもオススメです。

★全国のギャマノンのミーティング会場一覧はこちら
ギャンブル依存症の自助グループ・ギャマノンとは?