調べ物をする男性01

「ギャンブル依存症にはドーパミンが関係している」

もしかしたら、既にこういった話を聞いたことがあるかもしれません。

ドーパミンというのは快楽や興奮に関わる神経伝達物質で、ギャンブル依存者に限らず誰の脳内にもあります。

勉強やゲームに夢中になっている時にも分泌されるのですが、ギャンブル依存症になるとギャンブル中に分泌されるドーパミンが他のことをしている時よりも遥かに高くなってしまうのが特徴です。

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ドーパミンとは?

分かりやすいように専門的な表現は極力控えながら、ドーパミンについて説明していきますね。

先述の通り、ドーパミンは快楽や興奮に関わる神経伝達物質で、過去の自分の経験から快楽を得られると分かっていることに反応し、快楽を得るためにはどうしたらいいのかを学習するといった働きがあるんです。

このドーパミンがバランス良く分泌されている状態では、困難なことや嫌だと思うこともやる気を出して取り組めるといったように、学習意欲をはじめとした向上心に繋がります。

 

しかし、ドーパミンが過剰に分泌されている状態ではさらに強い刺激を得たいという衝動が先行し、無意識に【快楽を得るための一定の行動】を繰り返すようになり、多少のドーパミンでは満足できなくなってしまいます。

このような状態が慢性化することで、依存症となってしまうワケですね。

ギャンブルに置き換えた場合

レトロなパチンコ台1

【快楽を得るための一定の行動】をギャンブルに置き換えると、さらにドーパミンとギャンブル依存症の関係が理解しやすいでしょう。

例えば、パチンコで大当たりをするとドーパミンが分泌されますが、はじめのうちは通常の量が分泌されています。

しかし、その後もパチンコをして大勝ちをしたりすることでそれ以上のドーパミンが分泌されるようになり、その経験(快楽)を脳が求めてしまうがために、負けてもパチンコをやり続けるようになるんです。

 

なお、パチンコでドーパミンが分泌されるのは勝ち負けや大当たりの時だけに限らず、大当たりを予感させる演出中にも分泌されています。

ここまで読めば察しが付くと思いますが、ギャンブル依存症はドーパミンの機能不全が原因の病気なので、ギャンブルをすれば誰でも発症してしまう可能性のある病気なんです。

ギャンブルに依存しやすい理由

競馬場のおっちゃん1

ギャンブル依存症になると過剰にドーパミンが分泌されると言われていますが、そのような状態に陥るまでギャンブルに依存してしまうのは、ギャンブルは誰でも気軽に始められることが理由の1つでしょう。

パチンコホールは日本全国どこにでもありますし、ネットが発達した現在はパソコンや携帯電話からもギャンブルの情報を調べたり、馬券などを購入することができます。

厳密に言えば予想や心理戦も加わってきますが、ただ単にギャンブルをするだけであればそういった要素は必要ありませんからね。

 

しかも、ギャンブルで勝つことができればお金という報酬を得ることができ、仕事の給料とは比べ物にならない報酬を得られる可能性もあります。

仕事よりも簡単にお金を得ることができることを覚えてギャンブルを続けた結果、ギャンブルをして大量のドーパミンを分泌しないと満足できない依存症になってしまうワケですね。

ドーパミンが過剰分泌された結果

悩む男性2

ドーパミンが過剰に分泌されると注意力や判断力が下がり、衝動的な行動をしてしまうようになります。

その結果、ギャンブルに熱くなりすぎてしまい、生活費を全てギャンブルで使ってしまったり、借金をしてまでギャンブルをしてしまうように・・・

先ほど、ギャンブルをするだけなら予想や心理戦は必要ないと書きましたが、ギャンブルをするにあたって絶対に必要なのはお金です。

その絶対に必要な要素が、借金問題から人間関係や家庭崩壊を引き起こす重要な要素だから、ギャンブル依存症というのは極めて深刻で厄介な病気なんです。

 

また、ドーパミンが過剰に分泌されるようになると、総合失調症と同じような症状が出てしまいます。

ちなみに、総合失調症の症状は幻覚が見えたり妄想癖が強くなったり、引きこもりがちになったり喜怒哀楽といった感情が表れなくなるといったものが挙げられます。

ドーパミンの過剰分泌を抑えるには?

実は、ドーパミンを減らす働きを持つセロトニンという神経伝達物質が存在します。

ドーパミンがアクセルだとすると、ちょうどセロトニンはブレーキの役割を担っていると考えれば分かりやすいでしょう。

つまり、セロトニンを増やすことでドーパミンの過剰分泌を抑えることができるのですが、セロトニンを増やす方法としては適度な運動と質の高い睡眠。

そして、トリプトファンとビタミンB6を摂取することです。

 

ただ、効果がすぐに出てくるワケではありませんし、ギャンブルを続けていれば効果はありません。

そのため、ギャンブル依存症を治療したいのであれば、ギャンブル依存症を専門とする医師の診察を受けることと、自助グループへ参加することをオススメします。