ギャンブル依存症当事者が運営しているブログを4つ紹介します。
今回取り上げるブログ運営者は独身男性や妻に内緒で借金をしている夫、ギャンブルでの借金を完済した主婦など多種多様。
ギャンブル依存症は、職業や性別を問わず誰でもなりえる病気です。
当事者のリアルな心情を知ることが、ギャンブル依存症という病気を深く知るキッカケになるでしょう。
主婦の借金生活
「主婦の借金生活」の管理人であるソラさんはパチンコで80万円の借金を作ったものの、今では借金を全て完済して3年近くパチンコをしない生活を続けています(2017年11月時点)。
ソラさんは夫が趣味でパチンコをしていたことから、自分も1万円分だけパチンコをやってみようと思ってパチンコをやってみたところ、ビギナーズラックで大勝ちをしてパチンコに依存してしまったとのこと。
次第にパチンコでの負けが続き、預金残高が減っていることが夫にバレないように消費者金融で5万円のキャッシングをしたことを皮切りにして、気づいた時には借金額が20万円にまで膨れ上がっていたそうです。
夫にパチンコでの借金がバレてからは毎月1万円のお小遣い生活をすることになりましたが、知り合いがパチスロで25万円勝ったという話を聞いたことでパチスロを打って1万円をあっという間に使ってしまい、今度は家計の預金口座からお金を引き出してしまうことに。
そして、口座の残金が減っていることを隠すために、別の消費者金融でお金を借り続けた結果、借金総額をさらに増やしてしまったとのこと。
そんな生活を2014年11月まで続けていたそうですが、2016年5月には無事パチンコでの借金を完済できたそうです。
ソラさんのブログ記事を通して、依存症当事者がどのようにギャンブルと向き合っていけばいいのか、そして借金をどうやって返済していけばいいのかが参考になると思います。
★ソラさんのブログはこちら
⇒主婦の借金生活
ギャンブル依存症末期からの自力脱却へ
「ギャンブル依存症末期からの自力脱却へ」の管理人さんであるスライムさんは、競馬で300万近くの借金を作ったとのこと。
地方競馬にハマったのがギャンブル依存症になったキッカケで、ギャンブルで借金を減らそうと考えたこともあるそうですが、それも失敗して今はそれ以外の方法で借金を減らそうと奮起しています。
また、スライムさんは妻子持ちですが、妻や両親や友人の誰にもギャンブルで借金をしていることを話しておらず、一人で借金を返済しようと試行錯誤しているのがブログ記事を読めば分かります。
スライムさんと同じように、誰にも内緒でギャンブルで借金をしていて孤独に戦っている方にとっては共感できるブログなのではないでしょうか?
★スライムさんのブログはこちら
⇒ギャンブル依存症末期からの自力脱却へ
ギャンブル依存症を克服するブログ
「ギャンブル依存症を克服するブログ」の管理人のウルスさんは、パチンコがキッカケでギャンブルにハマり、現在の依存対象はパチスロです。
ギャンブル依存歴は実に13年とのことですが、2017年5月からギャンブルをずっとやめ続けています。
ウルスさんはギャンブルでのカードの借入が限界まで達したことが原因で、ギャンブルをやめようという決意を固めたとのこと。
ブログのコンセプトはギャンブルをやめ続けて幸せな生活を送るための記録をしていくということで、リアルタイムでギャンブル依存症という病気と戦っている人たちにとって、きっと参考になるブログだと思います。
★ウルスさんのブログはこちら
⇒ギャンブル依存症を克服するブログ
ギャンブル依存症Lのブログ
「ギャンブル依存症Lのブログ」の管理人であるLさんは、ギャンブルが原因で離婚した過去を持っています。
子供が1歳になる時に家のお金を使い込んでいることが妻にばれ、妻は子供を守るために離婚をすることにしたとのことです。
離婚の孤独感でさらにギャンブルを繰り返して負けを重ねましたが、今はギャンブル依存症を克服するために日々自分と向き合っています。
ブログ記事の内容も過去の自分の行動を振り返ったり、現時点の生活状況を綴ったりと、同じような境遇を経験している人にとっては共感できる内容ばかりだと思います。
★Lさんのブログはこちら
⇒ギャンブル依存症Lのブログ
当事者がブログを書くことのメリット
ギャンブル依存症当事者のブログを4つ紹介しましたが、依存症当事者がブログを書くことのメリットとしては、自分の行動を客観的に振り返ることができることでしょう。
また、自分に対しての約束事を公開することで、ギャンブルをするための嘘をつけない状況を作ることができます。
そして、不特定多数の人間が閲覧できるネット上にブログ記事を公開することで、同じようにギャンブルで苦しんでいる人との繋がりが持てる可能性もあります。
ただ、不特定多数の人が閲覧できる以上、中には批判的なコメントや中傷をしてくる心無い人もいるかもしれません。
そういった事態に備えるのであれば、ブログのコメント欄は常に閉じておくのがいいでしょう。
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)のミーティングのスタイルも【言いっ放しの聞きっ放し】を原則としているので、ブログというツールを上手く活用すれば同じような効果が得られるかもしれません。