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ギャンブル依存症の治療にあたって、薬物療法は有効なのかという話を耳にすることがあります。

結論から言うと、ギャンブル依存症に有効な治療薬はありません。

しかし、ギャンブル依存症と診断されて通院している人の中には、何かしらの薬を処方してもらっていることがあります。

実は、この時に処方される薬はギャンブル依存症の治療薬ではなく、別の病気の治療に使われる薬なんです!

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ギャンブル依存症の治療薬

アルコール依存症や薬物依存症に関しては、依存症状を抑え込む薬が開発途中なのですが、ギャンブル依存症に関しては有効な治療薬がなく、未だに薬物療法が確立していないのが現状です。

ギャンブル依存症に効果的な治療薬がない理由としては、仮に治療薬でギャンブルをしたいという衝動を抑えることができたとしても、ギャンブルで抱えてしまった借金が原因となる罪悪感や自責感を拭うことができないから。

そのため、ギャンブル依存症の治療は薬物療法ではなく、心理療法・認知行動療法などが用いられることになります。

これらの治療に関しては、アルコール依存症や薬物依存症でも有効な治療法として広く知られていますよね。

通院時に処方される薬は何?

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その一方で、ギャンブル依存症の診察を受けた際に、病院から薬を処方してもらったという方は多いです。

冒頭で書いた通り、この時に処方される薬はギャンブル依存症の治療に直接効果があるものではありません。

それでは何の処方薬なのか・・・?

 

実は、ギャンブル依存症は何かしらの要因が原因で発症することが多く、要因の一つとしてそううつ病(双極性障害)うつ病といった精神疾患が挙げられます。

また、アルコール依存症などの依存症を併発する可能性もありますし、禁断症状から精神的に不安定になったり、胃腸を痛めてしまうといった可能性も考えられます。

ギャンブル依存症の診察を受けた際に処方された薬は、これらの病気に対しての治療薬なんです!

そううつ病・うつ病の併発

ギャンブル依存症と「そううつ病」は密接な関係があり、そううつ病やうつ病が原因でギャンブル依存症が併発する場合もあれば、ギャンブル依存症が原因で「そううつ病」を併発する可能性もあります。

【そう】というのは気分が高揚している状態のことを指し、【うつ】というのは気分が落ち込んでいる状態のことを指しますが、ギャンブルで勝てばそう状態となり、ギャンブルで負ければうつ状態となるワケですね。

そして、そううつ病を併発している場合は、抗うつ剤を処方されることになります。

アルコール依存症の併発

アルコール依存症を併発している場合には、抗酒薬レグテクトという薬を処方されることになります。

また、アルコール依存症が重度であると診断されると、入院治療が必要となる可能性もあるんです。

精神不安定や睡眠障害

ギャンブル依存症の治療でギャンブルをしない期間が続くと、精神的に不安定な状態となって漠然とした不安や自分に対して悲観的な感情を抱いてしまうことあります。

また、睡眠障害に陥ってしまうケースもあり。

精神的に不安定な状態では精神安定剤抗不安薬を処方され、睡眠障害であれば睡眠薬が処方されることになります。

胃腸病の発症

ギャンブルの禁断症状によるストレスで、胃腸を痛めてしまう可能性もあります。

こういった兆候が見られた際には、胃潰瘍や胃がんといった病気を発症する前に、胃腸の状態を整えるための薬を処方されることがあります。

ギャンブル依存症だと思ったら

悲しむ彼女を見る彼氏1

もし自分の大切な人がギャンブル依存症なのではと不安になったり、自分はギャンブル依存症なのではないかと思った場合には、まずは自助グループのミーティングに参加したり、ギャンブル依存症の診察ができる外来でしっかりとした診断を受けることが重要です。

★全国のギャンブル依存症の治療ができる病院
ギャンブル依存症の治療ができる病院【全国版】

★ギャンブル依存症の自助グループGA(ギャンブラーズ・アノニマス)について
ギャンブル依存症の自助グループGA(ギャンブラーズアノニマス)とは?

 

ギャンブル依存症は自力で治療するのが難しく、放っておくとどんどん症状が進行し、気がついた時には借金問題や家庭崩壊といった深刻な状況に発展してしまいます。

ギャンブル依存症に有効な治療薬は存在しません!

当事者自身がギャンブル依存症という精神疾患にかかっていることを自覚し、適切な治療を行っていきましょう。