女性ニュースキャスター01

以前、NEWS23で日本のギャンブル依存症問題について放送されました。

NEWS23が放送された時点では536万人もの日本人がギャンブル依存症で、ギャンブル依存症を問わずパチンコをしたことがあるのは970万人、競馬をしたことがあるのは1100万人と言われていました。

また、NEWS23ではギャンブル依存症の診断書や、ギャンブル依存症当事者の体験談、専門家の見解も紹介されています。

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NEWS23で紹介された診断書

1.ギャンブルのことを考えて仕事が手につかなくなることがある。

2.自由なお金があると、まず第一にギャンブルのことが頭に浮かぶ。

3.ギャンブルに行けないことでイライラしたり、怒りっぽくなることがある。

4.一文無しになるまでギャンブルをし続けることがある。

5.ギャンブルを減らそう、やめようと努力してみたが結局ダメだった。

6.家族にウソを言ってギャンブルをやることがしばしばある。

7.ギャンブル場に知り合いや友達はいない方がよい。

8.20万円以上の借金を5回以上(あるいは総額50万円以上の借金)をしたことがある。

9.支払い予定の金を流用したり、財産を勝手に換金して当て込んだことがある。

10.家族に泣かれたり、固く約束をさせられたりしたことが2度以上ある。

診断結果について

NEWS23で紹介された診断書は10個の項目で構成されており、このうち5個以上の項目に当てはまった場合はギャンブル依存症の可能性が非常に高いと診断されます。

NEWS23で紹介された診断書以外にも、ギャンブル依存症の診断には主に3つのチェックシートが使われているため、今回の診断結果に納得がいかない場合や、その他の診断にも興味がある場合には以前の記事を参考にしてみてください。

★ギャンブル依存症の診断に使われる3つのチェックシートをまとめた記事はこちら⇒ギャンブル依存症チェック!大丈夫と思っている人ほど危険かも?!

 

ただし、診断結果はあくまで1つの目安にしか過ぎないので、現時点でギャンブル依存症と診断されなかった場合も決して安心し過ぎないよう気をつけましょう。

ギャンブル依存症当事者の体験談

レトロなパチンコ台1

NEWS23では、3人のギャンブル依存症当事者の体験談が紹介されました。

睡眠時間を削ってパチンコにのめり込む

タマさん(仮名)は朝まで仕事をしていますが、睡眠時間を削ってまでパチンコを打ち続けていました。

時間だけでなくお金もパチンコに注ぎ込み、遂には離婚までしてしまったのに、それでもパチンコをやめられないとのことです。

犯罪をおかしてまでパチンコを打つ

30代のヤスさん(仮名)は、ビギナーズラックで2~3万円が倍になったことを良いことに、パチンコにのめり込んでしまったそうです。

普通に仕事をしていたら、ものの数時間で3万円も稼げることなんてありませんもんね。

しかも、パチンコでやることと言えば、ハンドルを握って玉を飛ばすだけです。

 

ヤスさんは簡単にお金を稼げるという幻想に引き込まれて、気がつけば給料を全てパチンコに費やす生活を。

それだけでなく、バイト先の売上金にまで手を付けるようになってしまったのだとか。

その時は示談になったようですが、その後は空き巣の現行犯で逮捕され留置所へ。

さらにそこで出会ったのはギャンブル好きの先輩たちに、競馬について教えてもらったそうです。

 

そして、留置所から出て競馬場に行くとそこでもビギナーズラックを発揮して、100円が70万円になったとのこと。

これをキッカケにしてギャンブル依存症がエスカレートし、競馬で飯を食っていけると思ったヤスさんの思惑とは裏腹に、ギャンブルにつぎ込むお金が数千万にも膨れ上がることに・・・

ヤスさんは彼女の金品も軍資金に変えましたが、ヤスさんの彼女も共依存に陥っていたんです。

 

共依存とは、依存症当事者のためによかれと思って借金を肩代わりしたりすること。

結果的に依存症当事者はますますギャンブルにのめり込んでしまい、当事者だけでなく家族や彼女、友達をも巻き込んでしまう悲惨な状況に発展してしまいます。

自宅を担保にいれてパチンコを

樋口さんは、ギャンブル依存症がWHOで精神疾患(精神賭博)と認められている病気ということを広く知って欲しいとの思いで、実名で取材に応じていました。

樋口さんは会社のお金を300万円横領し、さらにサラ金から1000万円もの借金をしてパチンコを打っていました。

それだけでは足りず、自宅を担保にいれてもパチンコをやめられなかったとのこと。

樋口さんはギャンブル依存症は完治する治療法がないと話しつつも、ギャンブル依存症の自助グループに通って同じ悩みを抱える依存者と体験を共有し、ギャンブルをやめられるよう助け合うと語っていました。

専門家の見解

カードとチップ1

NEWS23の番組内で大谷大学の滝口直子教授は、ギャンブル依存症はコントロール障害の1つと話していました。

ギャンブル依存症当事者はギャンブルに対する衝動をコントロールできず、その逆にギャンブルにコントロールされてしまっている状態ということですね。

また、ノルウェーでは最新のマシンシステムによってギャンブル依存症人口を1.7%から0.6%まで引き下げることに成功したとも語っています。

最新のマシンシステムは、ギャンブルで浪費したお金と時間から依存症の危険度を知らせ、金額の上限を超えた自動的に停止するといったもの。

 

そして、ギャンブル依存症人口を減らすことには成功した反面、ギャンブルの歳入が3割減少したとのこと。
(※歳入とは、国・地方公共団体の一会計年度における一切の収入のことです)

ギャンブル大国と言われる日本の場合、ギャンブル依存症人口を減らすことでノルウェー以上にギャンブルの歳入に影響を与えるのは間違いないでしょう。