ギャンブル依存症の判定ができる20個の質問を紹介します。

ギャンブル依存症の判定をする際には主に3つのチェックシート(テスト)が使われていますが、今回は「GAによる20の質問」を使って判定してみましょう。

「GA(ギャンブラーズ・アノニマス)」は、ギャンブル依存症当事者たちによる自助グループで、45都道府県で175のGAグループが存在するんです(2017年時点)。

判定するにあたって

「GAによる20の質問」は、どの質問も「はい/いいえ」で答えるように構成されています。

深く考えすぎると正確な判定ができなくなるので、普段の自分の行動を踏まえつつ直感的に回答していきましょう。

20個の質問はどれも簡単なものばかりなので、判定はすぐに終わりますよ。

GAによる20の質問

医者 診察2

問1.ギャンブルのために仕事や学業がおろそかになることがありましたか?

問2.ギャンブルのために家庭が不幸になることがありましたか?

問3.ギャンブルのために評判が悪くなることがありましたか?

問4.ギャンブルをした後で自責の念を感じることがありましたか?

問5.借金を払うためのお金を工面するためや、お金に困っているときに何とかしようとしてギャンブルをすることがありましたか?

問6.ギャンブルのために意欲や能率が落ちることがありましたか?

問7.負けた後で、すぐにまたやって、負けを取り戻さなければと思うことがありましたか?

問8.勝った後で、すぐにまたやって、もっと勝ちたいという強い欲求を感じることがありましたか?

問9.一文無しになるまでギャンブルをすることがよくありましたか?

問10.ギャンブルの資金を作るために借金をすることがありましたか?

問11.ギャンブルの資金を作るために、自分や家族のものを売ることがありましたか?

問12.正常な支払いのために「ギャンブルの元手」を使うのを渋ることがありましたか?

問13.ギャンブルのために家族の幸せをかえりみないようになることがありましたか?

問14.予定していたよりも長くギャンブルをしてしまうことがありましたか?

問15.悩みやトラブルから逃げようとしてギャンブルをすることがありましたか?

問16.ギャンブルの資金を工面するために法律に触れることをしたとか、しようと考えたことがありましたか?

問17.ギャンブルのために不眠になることがありましたか?

問18.口論や失望や欲求不満のためにギャンブルをしたいという衝動にかられたことがありましたか?

問19.良いことがあると2・3時間ギャンブルをして祝おうという欲求がおきることがありましたか?

問20.ギャンブルが原因で自殺しようと考えることがありましたか?

引用元:GA日本インフォメーションセンター

判定結果について

それでは、気になるギャンブル依存症の判定結果についての説明に入っていきますね。

GAによる20の質問のうち、7個以上の質問に「はい」と答えた場合はギャンブル依存症と判定されます。

ちなみに、その他のチェックシートではギャンブル依存症の進行具合を判定することができますが、GAによる20の質問ではギャンブル依存症かそうでないかという、極めてシンプルな判定が行われます。

9個の問いで構成された「DSM-5」、12個の問いで構成された「SOGS」では進行具合を判定することができるため、GAによる20の質問でギャンブル依存症と判定された場合には試してみるといいでしょう。

★「DSM-5」と「SOGS」をまとめた記事はこちら⇒ギャンブル依存症チェック!大丈夫と思っている人ほど危険かも?!

過去まで遡って調べられる

GAによる20の質問では症状の進行具合を判定しないものの、過去にギャンブル依存症と言える行動(症状)が無かったかを判定できるように質問が構成されているのが特徴です。

20個の質問の語尾を見ていただければわかりますが、全ての質問は過去形で表記されていますよね?

ギャンブル依存症は再発率90%以上とも言われており、現時点ではギャンブル依存症の症状が無いように見えても、ちょっとした気の緩みで症状が一気に再発してしまいます。

反動で以前よりも症状が悪化してしまうケースもあるため、過去まで遡ってギャンブル依存症と思われるような行動をしていないかを調べることは、ギャンブル依存症の進行を未然に防ぐ上で非常に重要と言えるでしょう。

「否認の病」と言われる依存症

競馬場 モニター1

依存症は「否認の病」と言われています。

ギャンブル依存症当事者は、自分が依存症だということを自覚していないだけでなく、周りの意見や判定結果を認めようとしないんです。

そのため、ギャンブル依存症の治療はギャンブル依存症当事者が、「自分はギャンブル依存症なんだ」と認めることから始まります。

 

また、過去にも現在にもギャンブル依存症と思われる症状が無くても、これから先ギャンブル依存症にならないという保証はありません。

仕事や育児、人間関係のストレスで気分転換にはじめたギャンブルに思いのほかハマってしまい、重度のギャンブル依存症になってしまうケースはものすごく多いです。

ギャンブル以外にストレスを発散できるものがあればいいのですが、ギャンブル依存症が進行すればするほどギャンブル以外ではストレスを発散できなくなります。

 

そして、ストレス発散のためにするギャンブルで負けが膨らみ、さらにストレスを溜め込んでしまうといった悪循環に陥ってしまうというワケですね。

今回の判定結果でギャンブル依存症と判定されなかった場合も、「ふとしたことがキッカケでギャンブル依存症になってしまうかもしれない」という危機感を持っておくことで、深刻な問題に発展してしまうことを防げるでしょう。